【エネルゲイア的な行為】将来のことが不安で仕方ない私たちへ【今を生きる】

大学生

こんにちは、のくと申します。

今回の記事は久しぶりに、本を読んで自分なりに解釈するためのエントリとします。

将来食っていけるか不安、大学出た後どうなるか不安

まず、率直にいうと、私は大学出た後が不安で仕方ありません。

大学の学費を払いながら一人暮らしをするために、月に10万円近い額の奨学金(貸与型)を受け取っています。

それは、大学卒業後に毎月返還しなければなりません。

 

お金の心配もそうですが、大学で専攻している分野を仕事にするかどうかも悩んでいます。2年生となり少しずつ専門的な講座が増えてきて、思っていたのと違うと思うものも少なくありません。

 

AIなどがいよいよ私たちの身近なところまで普及し、私たちが社会人になればさらにAIがこなせる仕事は増えているでしょう。

 

私が漠然と感じるのは、「人間の活動範囲、仕事をする範囲」が狭まっているということです。もちろん考え方や視点によってそうではないと考えることはできますが、それでも以前のようにはいかないと感じるのが不安の種なのかもしれません。

 

私は、大学を出た後などの将来のことが心配で仕方がありません。

 

将来のことは一旦忘れるべき

しかし、かの有名な哲学者アリストテレスはこういうのです。

将来の目的や計画を一旦忘れ、今この瞬間やりたいこと、やるべきことに熱中せよ

 

アリストテレスはまた、将来の目的を達成するために今何かを我慢しようと考えるような行為を「キーネーシス(運動)的な行為」と名付け、反対に将来の目的は度外視し、今この瞬間にのみ熱中する行為を「エネルゲイア(現実活動態)的な行為」と名付けました。

 

先の文章が言うことは、つまりエネルゲイア的な行為をしようと言うことです。

 

考えてみれば、将来を心配したところで目の前には「現在」しかありません。私たちがどうにかできるのは、「現在」だけなのです。

 

私たち、批判を恐れずに言えば若い世代は、計画的な行為や将来への備蓄を率先して作る「キーネーシス的な行為」こそ幸せに導くものと考えてしまうと思います。なぜなら、将来までまだ時間があると思うからです。

 

しかし、今自分のとって楽しく充実していると言う状態がそのまますでに成し遂げた成果になることこそ「エネルゲイア的な行為」の真骨頂であるとアリストテレスは話します。

 

成功者はエネルゲイア的行為の成し遂げた成果を見せている

これを聞いてから、最近成功していると考えられている方々も、おそらくエネルゲイア的行為の結果なのではないかと感じるようになりました。

 

例えばYouTuber のHikakinさんは、2011年からおよそ8年間も動画投稿を続けています。習慣化している部分もあるのかもしれませんが、動画を撮り編集し投稿する行為が楽しく充実しているからこそこれだけ長い間続けられているのだろうし、楽しんでいる様子が私たちに伝わっているからこそこれだけ支持を得た一人になったのだと思います。

 

他にも、作曲家として著名な削除(Sakuzyo)さんは、今では10年以上も作曲活動を続けています。彼は、中学生の頃から打ち込みなどで音楽を作ることに熱中し、学校から走って帰宅しては音楽とにらめっこするような学生時代を過ごしていたと話しています。

これこそ楽しく充実しているという状態であり、その中で生まれた数々の楽曲が、成し遂げた成果になっているのだと言えると思います。

 

私の勝手な考えではありますが、彼らは最初から成功すると考えていたわけではないと思います。ましてや動画投稿や音楽で食べていこうと考えていたかどうかもわかりません。

しかし確実に言えることは、「今、その瞬間」を楽しんでいたと言うことだと思います。

 

やるだけやったら次がある

この「エネルゲイア的な行為」は私たち大学生をはじめとするすべての人に言える話だと思います。

 

授業でも、研究でも、サークルでも、隠れた趣味でも、生きることでも。

 

何か一つのことに熱中し、今ここを生きるような無欲にプロセスの作業を楽しむ。手抜きをせずに一生懸命楽しみきるという人にこそ、結果的に高いパフォーマンスを発揮したり、思ってもいないような高い成果を出すと考えられます。

 

確かにこのような「エネルゲイア的な行為」に身をまかせる生き方は、将来のことを考えると不安定で不確定な危ない生き方かもしてしれません。

 

しかし、やるだけやったら次が現れると言います。新しい世界が開けるかもしれません。誰かと出会いさらに進展していくかもしれません。これは違ったとわかり方向転換する決断ができるかもしれません。

 

エネルゲイア的な行為に身を任せている人は、はたから見ても目を輝かせ本当に充実しているように見えます。

逆に、本当に楽しそうに生きている人は、今を生きているという充実感があるからなんだと考えることもできます。

 

最後に、私はどこでエネルゲイア的な行為をするか

私の場合は、どこでエネルゲイア的な行為をすれば良いのでしょうか。

少し考えてみたのですが、私は、今は音楽を作ることに熱中したいと思います。

 

学校では音楽とは違う分野を専攻しています。ですが、専攻している分野は今はなんだか熱中できません。難しいと拒否している感があることは否めません。

 

最近音楽を始めたので、さらに熱中したいと思います。学校から帰ったら、朝起きたら、寝る前に、いろいろな時間を見つけて音楽の勉強や制作をしていきたいと改めて決意することができました。

 

私が読んでいる本は、「その悩み、哲学者がすでに答えています」小林昌平著、文春社でした。

 

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